寂しさからは逃げられないけど...
- 2016.10.16 Sunday
- 17:36
手を振り別れる時間
空は青く
太陽は秋の空気を初夏の頃のように暖めていた。
離れて暮らす娘にイタリアンのコース料理をご馳走された。
記念日ということもあるのだけど
サプライズプレゼントに涙が出そうになる。
普通じゃありえない高額のそれはとても美味しかった。
今は数ヶ月に一度会えるかどうかだ。
顔を見るだけで安心する。
不登校から引きこもりへと10代を過ごし、
うつむいてた昔がウソのように顔には自信が溢れ、
ひとりの大人として自立してる。
巣立った寂しさを喜びに変えることが難しい。
今日一緒に過ごした時間があっという間で悲しくなってしまった。
親離れ子離れ出来ない人が多いのも事実だけど
お互いの人生を潰し合うことだけは絶対にしてはいけない。
子どもが独立したがってるのに許さない親は
自分のことしか考えてない毒親。
子どもから親亡き後の生きる力を奪い取り
老後の面倒を看させようとするなど言語道断だ。
親は孤独に耐え
残されたものに迷惑をかけないように
ひっそりと死んでいくのが宿命と悟らなければならない。
それができないなら子どもなど作ってはいけない。