父の死...

  • 2015.02.22 Sunday
  • 20:07
いのちがなくなる...

いままでありがとう...

骨折して利き腕はもう使えない。
病室の中、必死に左手で書いた字は歪んでいた。

父親が亡くなった。
命あるものすべて死という運命からは逃れられないのは理解しているが、
やはり永遠の別れとは辛いものだ。

幼い頃の思い出が走馬灯のように蘇ってくる。
火葬する時が一番哀しかった。
棺が入り鉄の扉が閉まる。
お別れだ...
骨を拾い骨壺に収まった父は小さくなってしまった。

あの優しい笑顔はもう消えた。
晩年は心も身体も弱り若かった日々が嘘のようだ。
どう死ぬかも含め、どう生きるかが人生だとあらためて感じさせられる。



さようなら...
親孝行できなくてごめん...
 

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