エンドレス...

  • 2013.10.27 Sunday
  • 21:49
別れてもまた戻る。
それを何度も繰り返す懲りない男女。

ああ、なんで?
何が執着させてしまうのか?
セックス?
それはお互い様。
Мは自分が一番いいと言う。
あのセックスがあったから深い関係になれたと。

失うのが怖い?
それもお互い様。
Мが他の男に乗り換えた時、
寂しさもあったけど これでやっとあの地獄が終わったんだ...
と安堵感もあった。

なのに何故?
電話越しに延々泣き続ける女。
何を問いかけても無言
そして突然切れる。
かけなおしても繋がらず無視。
恋愛を継続できる男のほうが少ないだろう。

電話は拒否するのに メールで攻撃してくる。
罵詈雑言の嵐をひたすら耐える。
寝不足になりながら返信を繰り返す。
なだめながら、怒りが収まるのを待つ。

早く寝てくれ! メールを止めてくれ!
こちらからの返信を返信で返さないでくれ。
ループし何を言ってるのかわからない。

結局、Мに付き合える男はいない。
彼女が言うには付き合った男は皆、最終的にはブチ切れ
Мを罵り、言ってはいけない言葉を吐く。
それはそうだろう。何も言わない自分のほうがおかしいのだ。

あたしをわかってくれるのはあなただけ。
そう言って戻ってくる。
それを受け入れる自分が情けない。
腐れ縁もここまでくると重症だ。



5年半ものあいだ何をしてるんだろう?
必ず別れはやってくるのに...
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錯乱の扉

  • 2013.10.23 Wednesday
  • 20:31
扉の向こう側
泣き叫ぶ子ども
狂った母親

殺してない
あたしは殺してない。
娘は生きてる。

「ほら、あんなに元気」
「遊んでるよ、見えないの?」

あたしには見える
娘の笑顔。

「なんで鉄格子の中にいるの?」
「ここは閉鎖病棟?」
「またあたしを閉じ込める気?」
「今度こそ娘をひとりぼっちにさせない!」

「娘さんは死んでるよ」
「もう戻ってこれないから」

錯乱の扉の向こう側

「ウソだ!」
「ウソだ!」

「あなたが殺したんだよ」
「ずっとずっと前にね」

そう、ずっと前...

「薬は?」
「薬をちょうだい!!」
「寒いよ...寂しいよ...」



嫌な予感がする。
事件と同じことがおきそうで...
そしてそれをどうすることもできない自分
無力な存在だ。

精神を病んだ母親
自殺未遂、リストカット
刺青とピアス。

学校に行けない子ども。
いや、行かない子ども。

遠い遠い場所
電話、メール
いったい何ができる?

君の消えたい願望。
でも子どもは関係ないから
罪を犯さないで欲しい。

「あんたに言われたくない」
「あたしを幸せにしてくれなかったくせに!」

と逆切れされるのがオチだろう。
真実を言えないジレンマが自分を苦しめる。
好きだったよ、心の底から。
でも結婚と恋愛は違う。
無理だと最初からわかってたのはこちらのほう。

ごめん...

「何故、謝る?」
「謝られても時間は戻らない」
「あたしをバカにしてるの?」



ごめん...
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薄情と潔さは似て非なるもの...

  • 2013.10.13 Sunday
  • 22:44
捨てるという行為が当たり前の人は
綺麗な死に方をするだろう。
余計なものを残さず、後片付けの迷惑もかけない。

俳優の堺雅人は台本すら捨てると言う。
あの「半沢直樹」のそれもすでに捨ててるだろう。
彼は今しか興味がない。

どんなに偉大な作品を残してもそれに執着せず前だけを見てる。
なかなか出来ることではない。

離婚した相手は子どもを捨て
学生時代のアルバムも捨て、
着物も捨て、指輪も捨て

結婚、子育てと続いた頃の写真も捨て
両親が他界してるから実家すら捨て
自らがこの世に存在したことすらない世捨て人になった。

薄情と潔さは似て非なるもの。
自分も離婚した相手は子どもの母親という存在だけ。
死ぬまで二度と会わないであろう存在しない人間...



自分には捨てれるものと捨てれないものがある。
その捨てれないものが増えすぎて困ってる。
過去に縛られているのは自信のなさの表れだ ...
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恋愛という狂気...

  • 2013.10.11 Friday
  • 19:58
時として恋愛とは狂気そのものになる。
正気を失わせる高揚感や依存、渇望。
愛した異性を殺すのは
きっと誰にも渡したくないという身勝手な心理。

追いかければ追いかけるほど遠ざかるのに
恋愛という狂気はそれを止めきれない。
本気度が強ければ強いほど結末は悲劇的だ。

愛し合っていた。
それはまぎれもない事実だろうが
片方にはすべて過ぎ去った想い出ででしかない。
しかし取り残されたもう一方は何も終わっていない。

愛した人が
自分をわかってくれるただ一人の理解者だったら
失う恐怖に苛まされ凶行に走ってしまうのだろう。
それらは精神医学の一部で心理状態は羅列されてる。

自分自身も若いころ突然フラれ
気が狂うような絶望感で立ち直れず
二人が過ごした場所をひたすら彷徨った経験がある。
どうしても会いたい。もう一度だけ会いたい。
叶わぬなら遠くからでも姿を見たい。

今思えば情けないほど未練がましく醜い人間だった。
傷を癒してくれたのは時間だった。
その時間は途方もなく長かったが...

 

葦辺より雲居をさして行く雁の いや遠ざかる我が身かなしも(古今集819)

あしべより くもゐをさして ゆくかりの いやとほざかる わがみかなしも

「葦辺から空に向かって飛んでゆく雁のように、どんどんあの人から遠ざかる私」
 ...
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悩んでる...

  • 2013.10.02 Wednesday
  • 20:47
一昨日の昼、一通のメールが届いてた。
「悩んでる」
ただそれだけ書いてあった。

そして夜、彼女に電話した。
彼女といっても古くからの女友だちだが...

「どうしたの?」
「ねえ、わたしどうしたらいい?」

話の中身は付き合ってる彼氏からの きつい言葉。
体臭、むだ毛、その他もろもろの指摘。
セックスがないのもそのせいだと。

彼が好きだけどもう怖くて会えない。
頭が真っ白になってる。
毎日お風呂にも入ってるし
香水にも気をつけてる。

これ以上どうすればいいの?
食べれない
眠れない
わたしは汚い存在なの?
自分を否定された気がする。

彼女の話を聞いても
具体的にどうすればいいのか アドバイスも浮かばず
あたりさわりのない受け答えに終始した。

いつもは冗談ばかり言ってるんだけど
本気で落ち込んでる相手には言葉を選んでしまう。

自分は相手のことが好きならまったく気にならないし
むしろ汗まみれでお風呂にも入らず
お互いの性器を舐めあうことも好きだし
そのあと激しいキスしてもなんともない。

こればかりは性的嗜好と
個人が持ってるこだわりとしかいいようがない。
汚いと思う人は耐えられないだろうし
これからも付き合っていきたいなら
努力し 合わせるしかないと...そう言った。

彼女は再婚まで視野に入れてたから
我慢してまで一緒にいて大丈夫かな?
そう思った。



深いため息が電話の向こうから聞こえた...
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壊れたゼンマイ...

  • 2013.10.01 Tuesday
  • 21:13


「アダージョが好き...」
「聴いてたら死にたくなるんだけど」

心の時間を巻き戻す作業を繰り返していた。
壊れたゼンマイは自分を過去に戻してくれない。

あの季節に戻ってずっと留まっていたい。
あの時から時間が流れないで欲しかった。

少年の目から見る世界と大人になってから見る世界は違う。
少女はあの時同じ世界に生きていた。
だから思い出を忘れ去ることはとても寂しい。

「花は散るから美しいんだよ」
「話し聞いてくれてありがとう」

そう言ったあの人は
ひとり海の泡に消えていった...
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