心は違う場所にあった...

  • 2013.09.14 Saturday
  • 21:36
秒速5センチメートルを見た。
透き通るような美しい画面とセンチメンタルなモノローグ
桜と雪が舞い落ちるシーンは印象的だ。

一話から三話まで一時間もない短編だが
儚いラストは心に染みる。

「1000回にわたるメールのやり取りをしたとしても、心は1センチほどしか近づけなかった」

そう、心は違う場所にあった。
男はいつまでも初恋の相手を忘れられず
女は思い出の中で消化し他の相手と結婚していく。
踏切の向こうにもう彼女はいなかった。



願わくば...
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永遠に届かない...

  • 2013.09.01 Sunday
  • 14:20

子どもの頃
あの太陽が沈む地の果てに行ってみたかった。
大人になってそれは永遠に届かない場所だとわかる。

追いかけても追いかけても太陽は逃げていく。
そして背後から追い抜いていく。
自分を嘲笑うかのごとく手の届かない対象物は動き続ける。

喉が渇ききった男は水を求め砂漠を彷徨う。
遠くに見えた水辺は蜃気楼。
意識はなくなりやがて生きたえる。
求めてるものは幻覚の中に沈む。

キスをした。
初めてのころのようなぎこちなさはない。
いつしか舌を絡めることを覚え
舌の柔らかさ、まとわりつく唾液に興奮するようになる。

お互いの性器を舐め
あたたかさを分け合い 深く繋がり、体液を交換する。
卑猥さは時に満たされる居場所をつくる。

でも掴んだ幸せは逃げていく。
希望という名の絶望がいつも待っている。
さよならなんて実は簡単なこと。
幸せだった頃の情景が邪魔するだけ。


もう追いかけても届かないんだ...
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