Another Star ...

  • 2013.02.24 Sunday
  • 23:18

並木通りからパルコ横を抜け
中央通りを流川方面に渡る。
そこが広島新天地。

古びたビルの外階段を登った三階にそのBARはあった。

 

 


木の扉を開け大音量の中に吸い込まれた。
カウンターに並んで座りカクテルを頼む。
君が頼んだカクテルがなんだったかなんて夏の暑さですっかり忘れたよ。

店内に流れるStevie Wonderの曲だけは覚えてる。

 

 


外人の常連もいたりして不思議な空間だった。
昔、君はこの店で朝まで遊んでたんだよね。
外人と踊りハグしてキスして...

 

 


別れを惜しむ彼が泣いて君もなんだか切なくなった春の夜。

深夜の街はいつしか夏になり君は自分と付き合ってた。
あの頃の君は自分に夢中でいろいろ案内してくれたけど
四季の中のひとこまにすぎなかったような気もする。

まだ煙草吸ってたから店の空気も気にならなかった。

 

 


君はまだやめられないみたいだね。

酒と薬と煙草とセックス
場末の女みたいな目で見るなよ。
愛していたよ。
君には通り過ぎた男のひとりだろうけど。

 



http://www.youtube.com/watch?v=WIckORnjRWo



今は君のために別の星があるかもしれません...
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すぐ楽にしてあげるからね..

  • 2013.02.18 Monday
  • 22:59
あたしは木の影であなたの姿を見つける。
あなたに見つからないように隠れ
遠くからあなたを見つめる。

もう二度と苦しめないよ
我がままも言わないよ。
すぐ楽にしてあげるからね
あたしがいなくなるから。

泣いた…なぜ泣くんだろう?
距離も気持ちも遠い…
今はこころを殺すのが楽になれる方法
だから、そうしたい。

眠り続けられれば…
そこが冷たい石の下でもいい。

ウソつき…ウソつき…

ウソつき…ウソつき…

ウソつき!!

罵ってよ。
嫌いになるから。
もう二度と誰も愛せなくなるように...
あたしのせいよ… …いや、もう終わったこと。



あたしが演じるあたしにもすっかり慣れました...
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隔離...

  • 2013.02.17 Sunday
  • 16:52
今の自分が左か右かと言われれば右寄りです。
あくまで寄りなわけで左に幻滅してると言ったほうが正解かもしれない。
今回、労働問題のサイトをリンクしたけど
労働者自身にもかなり問題がありそうな案件も見受けられる。

自身の昇進の遅れを逆恨みして会社と闘う正社員や元正社員には同情もできない。
彼らは下を見る姿勢はとるものの結局上しか見ていない。
過酷な現状は非正規や下請け、孫請けのほうがはるかに上だ。

それはトヨタ正社員達の賞与を見ればわかる。
多くの下請を泣かせて吸いっ取った金だ。

トヨタはまだいい。驚くべきはユニクロだ。
地元であっても全員、1人暮らしをさせるのがユニクロの徹底した方針。
実家の親兄弟から引き離すことで、なるべく相談をさせない。
毎日の長時間労働を(親族の助言で)おかしいと気付かせないという巧妙さ。

あの残虐なクメールルージュを彷彿させる家族、親子の分離。
無賃残業があれば店長を降格させるという人質作戦。
社内の人間関係の弱みにつけ込んだ悪質さには驚かされる。

こうして社員達は沈黙の奴隷となり
店舗とは名ばかりの見えない牢獄に隔離される。
急成長の裏には影はつきもの。
日々の糧のため、多少の犠牲には目をつぶるしかないか。



辞めるも自由、残るも自由。
それだけが救い...
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恋愛脳...

  • 2013.02.10 Sunday
  • 22:26
揺さぶり...
それは恋愛脳を激しく高揚させる。
駆け引きなんて生易しいものじゃない。

それが先天的に上手い人間。
気がつけば手のひらで遊ばれてる。

喜んだのもつかの間、すぐ不安にさせる。
相手を振り回して振り回して
さらに揺さぶる。

恋愛の心理的快感は寝ても覚めても終わらない。
好きなの?
気をもたせてるだけなの?
今、何してるの?
何考えてるの?

ああ、気が変になりそう...
苦しいけど嬉しい。
恋してるんだ。
そう、これが恋なんだと確認する。

この甘酸っぱい感覚
子どもから思春期、そして大人になってからも変わらない。
でもその回数は確実に減ってきてる。



恋愛脳の謎解きは難しい...
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普通の幸せ...

  • 2013.02.07 Thursday
  • 22:28


普通の幸せというものが遠くなってる。
普通という概念そのものが今となっては怪しいのだが。
押しつけの価値観?
それとも刷り込まれた結論ありきの意思?

普通の学校に行き
普通の会社に入り
普通の異性と出会い
普通に結婚し
普通に子どもを授かる。

これだけのことが 時代が変われば難しい道程になる。
昔は常識だったかもしれないが今は違う。

選択の自由が当時より増えたのは確かだが
消極的選択をせざるを得ないのが現実ではないかと思う。
決してLVMHを選べるような人が幸せと言ってるわけじゃない。
何かを諦めてもいいようなささやかなものさえあればいいと思ってる。



街の中の幸せ...
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心が先だった...

  • 2013.02.05 Tuesday
  • 22:39
あたしたちが死んだら
ふたり重ねて一緒に火葬して欲しいね。
ボロボロになった骨が混ざり合い完全にひとつになるの。

砕いた塊は砂になり混ざる。
あたしの身体と貴方の身体...
もう何処へも行かないよ。

心が先だった。
まだ見えない貴方を掴まえようと必死だったあの頃。
すぐ傍に心があるのに身体はずっと遠くにあった。
ネットは罪だよ...

心が近づきすぎると何も見えなくなる。
あたしは欲深いから貴方の身体も欲しくなった。
そして願いは叶い甘美な時間の共有。

あたしはもっと貴方が欲しくなった。
貴方が離れていくことが怖くなった。
貴方がいなくても今まで生きてこれたのに。
ひとりでいることに耐えられなくなった。
遠いよ...



あたしたちが死んだら...
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狂気日食...

  • 2013.02.02 Saturday
  • 22:26
昔日の春
確かに太陽は隠れ
君の妖しい瞳は
空に吸い込まれた。

狂った愛は君の真実
真実は君の狂気
愛のために死ぬと言ふ

遠い未来に不安を抱き
明日はないと嘆く
海の藻屑と消え
愛を永遠に封じ込める。

物哀しい季節
愁いと狂気
隔離された空間で目覚めた時
鉄格子は君を錯乱させた。

「ここから出せよ!」
「なんであたしが?」
「くそったれ!誰だよ!あいつか?」
「絶対に許さない!」

鉄格子の向こうに見えるのは
冷めた目をした看護師
口元が微かに動く
それは冷笑を含む歪な表情。



狂気日食
君はもう普通の人間でなくなったんだ。
月に浸食されていく太陽なんだ...
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