◇「非正規共闘」実るか
昨年に続いて連合が強調するのは、
派遣労働者や契約社員などを含めた非正規雇用労働者の処遇改善。
今春闘では「時間給ベースで正規労働者を上回る賃金の引き上げ」を目指し、
パートを中心に新たに「非正規共闘」を設置して取り組む。
非正規労働者は労働者全体の4割を占め、
正規との仕事内容も差が無くなりつつあるのが現状だ。
「非正規社員は現状に不安や不満を持っている」。
数年前から非正規社員の処遇改善を春闘方針に掲げてきた
九州地方の従業員数1800人規模の企業の労組幹部は言う。
正規、非正規ともに昇給制度があるが、
昨年春闘では非正規についてのみベアを求めた。
ただ「職場では非正規優先の要求に疑問の声もある」という。
連合にとって2年目の「共闘」だが、
「大手出身の連合幹部自ら現場に出向き、
非正規のために身を切るぐらいの覚悟がなければ、
アドバルーンを掲げるだけで終わってしまう」(関係者)との声も上がる。
これに対し経団連は経労委報告で、非正規労働者の処遇について、
「すべての労働者の総人件費の問題として考えるべきで、
非正規の賃上げを取り上げて議論することはできない」と主張。
正規社員を上回る賃金引き上げには
「賃金は労働市場の需給関係によって決められる」と否定的だ。
ただし一方で、処遇全般について
非正規労働者の納得度を高めることを検討すべきだと指摘する。
毎日新聞 2011年1月18日 大阪朝刊から抜粋したが
非常に興味深い内容だ。
連合という似非労組の本質がまた表れている。
自分的には経団連の
非正規労働者の処遇について、
「すべての労働者の総人件費の問題として考えるべきで、
非正規の賃上げを取り上げて議論することはできない」に同感する。
総人件費のパイは限られてる。
その配分について身を削る覚悟もなく
自分たちの取り分は維持しておいて
非正規の時給を上げろと言っても説得力もない。
「大手出身の連合幹部自ら現場に出向き、
非正規のために身を切るぐらいの覚悟がなければ、
アドバルーンを掲げるだけで終わってしまう」なんかは
本気で言っているのかと思うくらい連合の欺瞞性を感じる。
身を削るとは広島電鉄のように
正社員の給与を下げ、非正規の社員化をはかるということだ。
多少の違いはあれどさほど総人件費は変わらず
言葉にもおのずと説得力も出てくる。
連合所属の大企業正社員の本音は
「職場では非正規優先の要求に疑問の声もある」
に集約されてる。
連合などという組織は害悪でしかない。
まあ非正規で働いてみるがいいさ。
虐げられた人間にしか虐げられた奴隷の気持ちを理解できない。
傷つけられた経験のない人間に傷の痛みは教えようもない。
訳知り顔でマスメディアが垂れ流すゴミ情報。
現場で汗まみれ血まみれ、泥まみれになり
正社員から物扱いされてみるがいい。
綺麗なスタジオに寄生するくだらない経済雇用評論家など他人事だろう。
働くという行為には違いはないが
不条理が平気でまかり通る世の中。
割り切るしかないんだろうけど引っかかるものがある...