マゾ的パラドックス...

  • 2010.12.26 Sunday
  • 15:23

 記憶を消すこと
過去の過ちを消すこと。
できない...
自分が求めて来たものはいったい何?


安定を求めながら
実は不安定な中にいなければ落ち着かないマゾ的パラドックス。
生を求めながら死を欲する。
去って行く者を引き止めたいのに意地でも引き止めない。


干渉されることを嫌うのに離れないで欲しい。
感謝を忘れ憎しみだけが増幅する悪循環。
何処へ向かおうとしてるんだろ?


修復不能に追い込む人間関係。
すべては終わった、話し合うこともない。
目も合わさない。
亀裂の深さは底が見えない谷のよう。


生きてることにも飽きてしまった。
整理しよう。無理矢理でもなんでも
物理的破壊で見られたくないものを消す。
精神的なものも消したいがそれは無理な話しだ。


自分はずっと自由でいたい人間だった。
仕事上や社会上のルール、義務を負う代わり
精神的自由を手放したくない。


相手に束縛されたくないし、束縛したくもない。
世間には相手を閉じ込め
監禁状態にまでしてる男もいるだろう。


宗教的には女の人権さえ認めないものもある。
地上の楽園は男女問わず精神的自由を剥奪し、抑圧している。
しかし世の中には束縛してもらいたい女も存在する。
性的タブーなど存在しないアブノーマルセックス。
過激な束縛でアンモラルな状態を演出し
気が付けば相手の男を束縛してる。


快楽とは恐ろしい。
人生を破壊してしまう魔力を持ってる。
猫はクールで気ままだが
犬のような女は一生かまってくれる飼い主を求める。
あの目で見つめられると心が折れてしまう。



見捨てるなんて出来ないんだ。
自由が欲しいのに...
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レクイエム...

  • 2010.12.24 Friday
  • 23:45

 名古屋駅から地下鉄東山線に乗り本郷まで行く。
そこからバスに乗り猪高町で降りた。
六畳一間の狭いアパートに台所。
写真が趣味の今は亡き友人が住んでた部屋。
その頃の名東区はまだまだ田舎の匂いが残っていた。


Time Passage


電話があった。
高校時代の友人の母から...
亡くなったと。
過労死だったそうです。


入院してたのは知ってたけど
半年前に入院して息をひきとりました。
最後に会ったのは夏
髪の毛はまっ白になって
顔はげっそりとやせ細っていた。


高校の時は音楽の話ばかりしてた。
彼の家にも何回も行って朝まで音楽聴いてた。
自分の結婚式にも来てくれて
今度はおまえの結婚式に行くって...


でも結局、結婚しなかった。
彼のお母さんは泣き崩れていただろう。
電話からそれが伝わってくる。


会社は毎日、夜中まで働かせていたらしい。
それを彼の母は
「息子は会社にお世話になった」と...


やりきれない話だ。
自分は電話中、言葉に詰まった。
何も言えないのだ。
何て言っていいかわからない
泣いてるお母さんに...


言葉が出ないとはこのことか。
いい奴だった
誰も彼のことを嫌う人間はいなかった。


いい奴に限って早く死ぬ
たぶん、気を使いすぎて会社の命令に逆らえなかったんだろう
でもそんなことお母さんには言えない。


そう、何も言えない。
電話の向こうで泣いている人に...



  I Am A Rock

  
  ある冬の日
  深く暗い12月

  
  僕は一人
  窓から下の通りを見ている
  静かに降るまばゆい雪を

  
  僕は岩
  僕は島


  壁を造ろう
  深く頑丈な要塞を

  
  貫けるものが何もないほどの
  友情なんていらない

  
  友情は痛みを生むだけ
  お笑い草だし、愛おしいほど軽蔑したくなる

  
  僕は岩
  僕は島

  
  愛なんかを語るな
  そういえば前に聞いたことはあるけれど

  
  記憶の中でそれは眠っている
  そのまどろみを呼び覚ますつもりなどない

  
  死に絶えた感情など
  愛さなかったから
  泣くこともなかった

  
  僕は岩
  僕は島

  
  僕には本があるんだ
  僕を守る詩だって

  
  鎧甲が身を護ってくれる
  部屋の中に隠れ

  
  僕の母胎の中で安全に過ごすのさ
  人に触れることはなく
  人も僕に触れることはない

  
  僕は岩
  僕は島


  
  なぜなら岩は痛みを感じないし
  そして島は決して泣くことはないから...
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路地裏カルチャーと憂鬱な毎日...

  • 2010.12.23 Thursday
  • 19:37

 阪急各路線が分岐、合流する駅、十三。
昨日の夜、久しぶりに旧知の友人に誘われ降りた。


居酒屋やラブホテル、風俗、各飲食店がひしめく
ごった煮のモザイク模様は相変わらずだが
街はアメーバのように変幻自在、進化を遂げてる。


それは梅田のような人工的、計画的街作りではなく
自然発生的路地裏カルチャーで街全体を覆ってる。
阪急沿線の中では異彩を放つ場所だ。
阪神尼崎もある意味似ているが
よりディープで嫌な思い出しかない。


その頃毎日が地獄だった。
暗い気持ちで通勤バスに乗り帰る。
仕事が終わった開放感などなく
また来る明日に怯えてた日々。


年末休暇の前日、
ロッカーにある荷物を全部持って帰った。
二度と来たくなかった。
戻らない決心をして最後の訓示を俯きながら聞いていた。
周りの笑顔に苦笑いで返すのが精一杯だった自分。


街は忘年会シーズン。
嬌声と歓声がうるさく聞こえる。
何もかも忘れてとはいかないけど
もうその手のノリにはついていけなくなってる。

延々と聞かされる愚痴に辟易としながら
夜の街をさ迷ってた昔を思い出していた。



JRには十三も阪神尼もない。
当り前だけど面白みに欠ける...
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妄想的破滅願望...

  • 2010.12.19 Sunday
  • 15:18

 空気を伝わり
肌と肌を伝わりこの鼓動が聞こえる?
あたしのそれが響いたらお互いが共鳴している証。



永遠に一緒にいるためには
二人で生きるより二人で死ぬほうが確実だと思う。
絶対に離れることはないから
裏切ることもないから
この世で別れることもないから...


自死は願望でもあり妄想でもある。
それを共有できる相手が貴方だけ。
もしかしたら究極の快楽なのかもしれない。
ほら
セックスのときのイク感覚に似てる。


痛みや血の色すら
二人を繋ぎ止める愛の印。
崩壊していく過程で
幾重にも重なる自己矛盾を正当化し
甘美な結末を迎える。


「貴方となら死ねる...」



感情の岐路を誤ると...
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Hiroshima...

  • 2010.12.16 Thursday
  • 23:38

 5年前のあの日、確かにそこにいた。

夢のような時間。
市電、震える瞳
青い光を放つ大きなクリスマスイルミネーション。
そして幻想的な音楽イベント。


羊は毛糸の手袋を脱ぎ
素手でいた自分に渡した。
「冷たい手だね」
「ありがと...」


今あらためて羊と初めて出会った時のことを思い出してる。
あの時の自分の気持ち
羊の気持ち。


メッセやメール
会うまでのやり取り
好きと言ってくれなかった羊
心を閉ざしたたまま...


半信半疑の気持ちの中で勇気を出して会ってくれたあの日
涙しか出なかったあの日
これを書く前もあの日のことがずっと巡り
「言葉にできない」のオルゴールメロディが流れる。



もう想い出に昇華されてる...
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モラルハザード...

  • 2010.12.14 Tuesday
  • 19:34

 税金で飯を食う。
働かずに飯を食う。
年金は物価スライドで下げられるのに生活保護費はそのまま?
働いてる人間より働いてない人間の収入のほうが多いのは何故?
真面目に年金を払って来た人より
払ってないほうに二倍近い金が転がり込むのは何故?


歳を取り、かさむ医療費も税金で全額面倒をみてもらう。
モラルハザード...
過去最多の生活保護受給者。
低年齢化も進む。
どうしてこんな世の中になった?


卵が先か鶏が先か
企業やその手先の連合が人を切り捨てるから?
生活できる仕事がないから?
そもそもやる気がないから?
どちらにしろ生活保護を申請すれば
親族から縁を切られ無縁社会への仲間入り。

生活保護に使われる税金は究極の治安対策費か...


無縁社会と保証人。
就職する際もアパートやマンションを借りる際も
保証人を求められる。
未婚化が進み無縁となる人が増加する一方で
保証人を求められても路頭に迷うだけだ。


胡散臭い保証人会社の暗躍を許す政治。
せっかく仕事や住む場所を見つけても
保証人が見つからなくて諦めなくてはならない社会ってなんだろ?
ハロワで仕事が見つかり一件落着と簡単に事は進まない。
ハロワは保証人にまでなってくれないからだ。


フリーペーバーの求人情報誌は
コンビニに行けば簡単に手に入る。
タダだからね。
タダほど怖いものはない。


そこには犯罪モード全開の怪しい会社も掲載されてる。
そしてどんどん下がる時給。
まさに生活保護以下...



どんよりとした低い空
暗い、ひたすら暗い...
住み慣れた人は別として北陸の冬は心まで閉ざしてしまう。
気候は人々の気風さえ変える...
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君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな...

  • 2010.12.13 Monday
  • 23:14

 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
     藤原義孝(ふじわらのよしたか)和歌解説恋の和歌より抜粋。


君が僕の事を想ってくれるなら、この命だって
惜しくないと思ってた。でも、いざ君が想ってくれると
少しでも永く、この幸せの中で生きたいと想うようになったんだ...
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限界はどこにあるんだろ?

  • 2010.12.13 Monday
  • 22:15

 なんて似てるんだろう。
似すぎてて怖いくらい似てる。
読んでるうちに
今の自分たち
いや、今までの自分たちと重なり引き込まれてしまった。



どこまで怒らせると彼は私を見捨てるのだろう。
限界はどこだろう。
君の愛情の深さを怒らせることでしか測れない今の私に、
何の魅力が残っているんだろう。


長い年月を君と一緒に過ごした。
500kmという距離に目を瞑りながら。


際限なく繰り返されるODを止めてくれたのは君、
自殺企画を止めてくれたのも君、
一挙一動を注意深く観察してくれていたのも君、
忙しくて睡眠と体力を削ってでも話を聞いてくれたのも君。


別れを言う為に「もうだめだ」としか打てなかった私に対して、
根気強く「大丈夫だよ」と言い聞かせてくれた。
私はなんて多くの救いを彼から受けていたんだろう。
精神的な繋がりだけだった頃にも関わらず。


『ほんとに好き?ほんとに見捨てない?』、
いつも同じ不安に付きまとわれ、面倒な女になってしまう。。
結果、君にケンカを仕掛けて、勝手に1人で疲弊している。


お願い、唇を、私の体から離さないで。
ずっと繋がったままでいて。
体、イラナイなんて言わないで。
君に愛されることで、ようやく器ではなく、自分の体だったのだと


認識できたこの感覚を、私から奪わないで?
拒絶反応が激しくても、それは、本当に、本当に嫌だから必死なんよ。
うち、君がいない世界なら、もういい。



遠い遠い距離、長い年月
二人を繋ぎ止める証は何?
500Km...距離まで似ている。
苦しいからこそ愛なのかも...
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君の恋人が去って行く音がするけど大した事じゃないよ ...

  • 2010.12.12 Sunday
  • 23:18


Sound of Someone You Love Who's Going Away and it Doesn't matter
 君の恋人が去って行く音がするけど大した事じゃないよ


阪急32番街提供のFMのバックに流れてた曲
ふと思い出した。
ペンギンカフェオーケストラの名曲だけど
ずっと探してた。


誰もがいずれは去って行く
大した事じゃないよ...



to
tubuyaiteimiru...
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夢と知りせば 覚めざらましを...

  • 2010.12.11 Saturday
  • 22:11

 思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを


                                                                                   小野小町


心の隙間を埋めようともがく。
寂しい時間、誰かに話を聞いてもらいたい。
何も言わなくていい。
ただ、黙ってそこにいて欲しい。


気が狂いそうで
誰でもいいから抱いて欲しいと思う。
それでも結局は埋めきれない心
わかっていても孤独には耐えられないんだ。


賑やかな場所
誰かの笑い声
煌びやかなイルミネーション
すべてが虚しく感じる。


誰かに愛して欲しい。
誰かを愛したい。
でも相手がいない。
好きになられても
好きになれる相手じゃないと意味がない。


君はいったい何処へ向かっているんだろうね?
空回りして
走り続ける?

 

電話で話す君はいつも自分を爆笑させてくれる。
沈黙の時間すら心地いい。
なんでだろね?
雨が降る帰り際の車の中
君はまた心を乱してた...



あの人のことを想いながら寝たから、夢にあの人が出てきたのだろうか。
もし夢だとわかっていたなら、目を覚まさなかったのに...
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