過ぎ去った秋の切ない一日...

  • 2017.09.23 Saturday
  • 16:03

 

切ない秋の日から5年。
この場所の景色はあまり変わっていない。
多少の変化はあるけど

あの時一緒に歩いた駅への道は同じ。


国道2号線玉江橋から川を見下ろすと

口を大きく開けた鯉の群がエサをねだる。

変わらない日常が余計に寂しさを掻き立てる。


「どうしてはっきり言ってくれないんですか?」
「嫌なら嫌と言ってください」
「...」


自分は黙ったまま産業道路を小走りに渡り

その場を凌いだ。
駅まではほんの数分だったけどとても長く感じた。


前日、窓の外の景色を見てた時
いきなりキスしてきた。
困惑した自分は軽くそれに応えたけど

とても複雑な感情が残った。


自分のベッドに潜り込んで来た時も同じ。

抱きつきまたキスしてくる。


「甘えさせてください...」


無言で天井を見ながらMの頭と背中を撫でた。


幸せが苛立ちに変わる瞬間、
それは突然訪れる。
昨日の余韻など嘘のような時間。
Mの視線を避けるように歩く。


たどり着いた阪神尼崎。
マクドに入り朝食を済ませる。
結婚の話はここでは出なかったけど、

それは自分が適当に話題をそらし続けた結果だ。


Mが結婚に対して強いこだわりを持っているのは

わかるけど現実を見ていない。

子どもを望むことはもっとそうだ。


結婚だけを望むのなら他の誰かを探して欲しい。

好きだけど好きと結婚は違う。でもそんなこと言えない。


ずっとすれ違う二人。
激しく責められるたびもうダメだと別れを決意する。


秋の空は青く高い。
今日もあの日と同じように晴れ渡っている。

 


天気が良すぎて哀しいってあるんだ...

 

蘇った記憶...

  • 2017.09.14 Thursday
  • 08:30

眠っていた携帯のパスワードがわかって

開いてみた受信ボックス。
記憶が蘇って書きたくなった。

過去に一度記事に書いたけど深く掘り起こしてみた。

 

お疲れ様。今夜弟が自殺します。
もう止めることができません。
あたしも疲れました。
震えが止まりません。

 

弟が死にました。
しばらく連絡とれません。

 

お疲れ様。声が出なくなった。
もう歩けなくなった。

 

お疲れ様。
帽子ありがとう。早速かぶって
散歩に行きました。
今日も頑張りました。


おやすみなさい。

あたしも悲しみの中
生活で精一杯です。
倒れないようにしようね。


おやすみなさい。

今日で三週間になります。
早いです。


今日から友達達が来てくれ
泊まったり少しバタバタして
メールできないかもしれません。

 

悲しい出来事 は続くけど
クリスマスどうか皆に幸せが
訪れますように。

 

やっと月を見ました。
まんまる綺麗だね。
口紅と本が届きました。
口紅は早速塗って病院へ来てます。

 

今度口紅をつけたら
写真送って見てもらっていいかな?
迷惑かな...

 

とうとう倒れちゃった。弱いね。
駄目だね。おやすみなさい。
愛してる。会いたいよ...


仕事へ行ったのですか?
雨だし心配しています。

もしあたしが同じように
死にたいと一言残して音信不通になったらどうですか?

心配しませんか?

 

自分の送信鍵カッコ

 

「死ぬ時は勝手に死にますからほっといて下さい。

お願いします。何もしないで下さい」

 

死んだら許さない!

あたしは弟が自殺したことで
心身ともに深く傷ついています。


死んだ本人は楽かもしれないけど
残された家族は生き地獄です。

そんな辛い思いを子供たちにさせないで下さい。


いろいろ疲れて大変だとは思うけど
命だけは大切にしてください。
約束してください。

 

共に強く生きること。
いつか又笑って会えるよう...

 


秋の入り口に入ってから
鬱状態が酷くなって来た。

自分を号泣させた羊からの
メール。


彼女にはわがままばかり言ってた。
死にたいとか...

いっぱい裏切られたけど
病気のせいもあるって後になって気づかされた。

 

 

一緒にいるだけで涙が溢れた相手...

 

 

黙示暗示猜疑...

  • 2017.09.06 Wednesday
  • 19:37

彼の言葉は黙示。
それゆえ彼女を深読みという自己暗示に至らせる。
彼はネガティブに拡大解釈されることを恐れ

慎重に言葉を選んでるだけなのに...

 

メールの返信は当然遅れ、
それがまた彼女の猜疑心に火を点ける。

恋愛とはかくも面倒なもの。

 

「もう私はいらない存在なのだと理解しました」
「メールを送ったことも後悔しました」
「無視...されるのですね」

 

1日返信しなかっただけでこの世の終わりのような対応。

 

「死にたいです...」

「消えたいです...」

 

さらに追い打ちをかけるメールが届く。

こうなると返事のしようがなくなる。
なにを言っても無駄であり、空虚感さえ漂う。

 

別れを決意すると取り乱し錯乱状態で泣きわめく。
そして永遠のごとく離れられない共依存地獄が続く。

 


何度さようならしたかもう記憶にない...

 

 

答えないのが答えだったんだ...

  • 2016.09.24 Saturday
  • 19:52

今更だけど広島の優勝は感慨深い出来事だ。
2005年から付き合い始めた羊と自分
原爆ドーム近くから一緒に見た市民球場
もうそれは取り壊されて消えてしまった。

 

クリスマスの夜に連れて行かれた薬研堀の野球鳥。
今はカープ鳥と名前を変えて営業してる。
飲めない酒を無理して飲んで笑ってた。
店の中はカープ一色だった記憶がある。


それもこれも現実とは思えないほど切ない...

新天地の外人だらけの洋楽バーも今年店を閉めたらしい。
何もかもが時の流れの中で消えて行く。
真夏に泊まった並木通りのホテルもない。
側に立つ広島パルコだけは健在だ。

 

広島駅前の再開発はとても寂しい。

変わっていく街を誰も止められない。
消されていく想い出を止める術はない。

 

あの頃のふたりは弱っていた。
誰かにすがらなければ死にそうだった。
だから弱い者同士で傷を舐めあうしかなかった。

 

広島という地で涙を流した。
何度も抱き合うことで心を寄せ合い
それが愛だと勘違いしていた。
羊が妊娠してたら嬉しいとブログに書いてるのを見た時
驚き、言葉が出なかった。

 

「やっぱりおろして欲しい?」
「...」

 

何も答えなかった。
いや、答えれなかった。
答えないのが答えだったんだ...


結局、妊娠はしてなかったんだけど
羊は自分を試したんだろうと後になって思った。

自分は身勝手で卑怯な男でしかなかった。

 

その後ほろ苦さを残しながら
恋愛関係は終止符を打った。
広島の街を走る路面電車は懐かしさと切なさを乗せている...

 

 

空っぽのベンチが好きだ

幸せが見たくないだけかもしれない...

 

 

同期する...

  • 2016.07.23 Saturday
  • 20:08

相変わらず喜怒哀楽が激しいM。
笑顔と涙、甘え、怒気。空を飛んで遠い地に降り立った。
変わり果てた二人の姿。長すぎる付き合いは醜さも共有する。

「もう誰ももらってくれない...」

身体中に彫られた多くの印は後戻り出来ない人生を物語る。
責任のすべてをこちらに押し付けて自分は悪くないとでも言いたげだ。
確かに自分と出会ってなければ身体に余計なものを刻むこともなかっただろう。

それらはM自身の意思で彫ったもの 強要したわけでもない。
けど彼女からしたら言い訳にしかならないのだろう。

「欲しくなっちゃう」
「全部脱いでもいいですか?」

欲望のままに貪るキスやセックスは 死が近いことを教えてくれる。
濡れた膣粘膜の感触が気持ち良すぎて自制がきかない。

「気持ちいい、出そう...」
「いっぱい出してください!」

中だしを求めるM
膨張したペニスは大量の精子を膣内に注ぎ込む。
しばらく繋がったまま荒い吐息にまかせ抱き合っていた。

「嬉しい...」
「やっと結ばれた」

待ち望んだ久しぶりのセックス。
精子と愛液で濡れたペニスを舐めるM
その口で激しいキスを求めてくる。
貪欲な性は身体を離さない。

「愛してる、愛してる...」

行為に溺れてる時はいつもこうだ。
Mはイキッぱなしだった。
全裸での長い長いディープキスの間、
ずっと身体にしがみつき、下半身を痙攣させる。

一度イクともう止まらない。
最後はオナニーでもう一度イキ、 ようやく身体を静めた。

身体は時間とともに劣化して行く。
酷使し続けた内蔵は悲鳴をあげて怒り狂う。
治まったかに思えたあの病気がまた自分を苦しめる。

センチメンタルな気持ちで死にたいなど今はないが
苦しみから逃れたくて死にたいならある。
なんて弱く情けない男なんだろう。
美化された過去にしがみつくしかないのか
お互いに...

さっきまで笑顔だったМ
しかし急に沈黙の時間が流れ すすり泣く声だけが狭い部屋に響く。
どうしていいかわからず身体を撫でていると

「ごめんなさい...死にたいです」

恐怖が自分に襲いかかってくる。
何をしでかすかわからないМに...

ひたすら声をかけ抱きしめるしかなかった。
朝がくれば恐怖から解放される 、ただそれだけだった。



詳しくは書けないけど
長年、生きてきて初めての経験をした。
それはМも同じ。セックスでの絶頂体験。

普通のオーガズムではありえないこと。
まるで同期している二人がそこにいた。
気づかないところで深く愛し合っているのかもしれない...

記憶の整理...

  • 2016.05.28 Saturday
  • 18:13
あの地震以降、徹底的な断捨離をしている。
とにかく捨てる、壊すの繰り返し。
あれだけ物を捨てられなかった自分が嘘のよう。
毎日その行為に没頭している様は何かに憑りつかれているようだ。

独りで遺品整理しているようでもある。
元配偶者が少しでも写ってるものは一枚残さずシュレッダー行き。
思い出が消えていくにつれ心が軽くなっていく。

部屋中ひっくり返していると当然、忘れられた日記みたいなものも出てくる。
大昔の彼女、そしてこのブログでも何回か記事にした生と死の狭間を彷徨った恋愛模様。

迷いに迷って自分の記憶のためだけに
ブログでデジタル化して実物は捨ててしまうことにした。
これはだいぶん時間がかかりそうだ。
やはりどこかで執着みたいなものがあるのだろう。

Mに関してはまだ腐れ縁みたいに付き合ってるので過去にはなっていない。
今年の2月、もう何度目になるか憶えていないが別れの危機があった。
メールで別れを告げた後、数時間後に電話があり
大泣きされたので結局は犬も食わぬこととなった。
情けないのだがМとは離れられないのだと思う。

Мとの想い出の城は無残にも崩れ
暑い夏の出来事は夢の中に埋もれた。
このブログの2008年から2016年、
自分とМはまだ存在してる。



もうすぐ夏だね...

 

支離滅裂...

  • 2015.11.29 Sunday
  • 19:13
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな

和泉式部


もう二度と会えないかもしれない。
この歌のように思われても
そんな気がする。

細い糸で繋がってはいるけど
愛情というものではない気がする。
結婚願望のない男だから...自分は。

君の大事な時間を奪ってるのに...
長い年月が執着させるのか?
精神状態が最悪の時に出会ってしまったことが
強い共依存を生んでしまったのか?

「セックスがあたしを苦しめる」
「この世で一番の快楽と恍惚」

君は本能に抗うことを諦め
ただひたすら男を貪る。
そこにあるのはたして愛なのか?

でも...
快楽は愛を生むのかもしれない。
離れられなくなる身体。それは粘膜の同化
やがて一体化する心。

やっぱり愛か...



ittaiitumadekonnnakannkei...
 

何度目の秋?惰性...

  • 2015.09.27 Sunday
  • 19:21
長い月日のなかで
いつしかお互いの存在が空気のようになってしまった。
夫婦でもないのに付き合いが惰性となり
彼氏、彼女でいる理由などあるのかと思う。

メールや電話もたまにあるだけ。
ささいなことで発狂してた君が嘘のようだ。
でも終わりにしようと言えば必ず怒る。

いつまで続けるつもりだろう?
離れるつもりなどないみたいだ。
他の男とセックスしても罪悪感などない。
心はひとりの人だけと...

遠い遠い距離
今日、読んでるメールは昨日の君。
君がこの世に存在してる証明にはならない。

端末の中では確かに君はそこにいる。
でもそれはすでに過ぎ去ったもの。
あまりに多くの秘密を共有しすぎた。
それは取り返しのつかないものだらけ

あの激しい依存
いつまた始まるか...
考えると憂鬱だ。



季節は秋
歳をひとつ重ねてしまう。
届かない気持ち
ただ虚しいだけ...

贖罪...

  • 2014.08.14 Thursday
  • 19:30
ザルに水を注ぎ続けることに疲れてしまった。
もはや愛情なんてものじゃなく贖罪を全うする行為に変わってる。

自分とさえ出会わなければ時間を無駄に過ごすこともなく、
身体に余計なものを彫ることもなかった。
今年の春からせめてもの報いと経済的に苦しい彼女にわずかだけど仕送りをしている。

ちゃんとした仕事が見つかるまでと思ってしているけどまだ見つかりそうもない。
別れを切り出したら逆ギレするだろうことは火を見るよりも明らか。
女性の貧困が深刻な問題になっている現在、自立することは困難なのかもしれない。

彼女が望む再婚は出来ない。
健康や年齢差の問題もある。
そして支えていく力が今の自分にはない。
大量の薬が身体を蝕んでいく。

彼女を幸せにしてくれる誰かが現れれば安心できる。
身体中傷だらけにしてしまった自分は罵られてもいい。
それが彼女自身の決断でしたことでも。

哀しみを贈るくらいなら何もしないほうがいいのかも知れない。
終わりは突然やってくるもの。
君が君自身じゃ生きられないことは知っているけど...



7年の月日は長すぎたよ
もう無理だ...

永遠に溶けない...夏に降る雪

  • 2014.05.11 Sunday
  • 14:24


君は美しく輝く雪しか見ていない
そのずっと下に永遠に溶けない氷河が横たわっていることを知らない。

憎しみの気持ちを抑えれば
抑えるほど それは溜まっていき、
やがては硬くて溶けない氷河を作り出す。

君はいつも被害者でいることに酔っている。
不幸を連発すればするほど それは相手に憎しみをぶつけてるのと同じ。
被害者であれば周りはきっと自分を認めてくれる。
こんな可哀想なあたしを理解してくれないのは相手が悪い。

消えたい...
死にたい...
それはもっと愛して欲しいの裏返し。

でも君の欲望に際限などない。
すぐに結果を求めてくる。
根底ではきっと人を信じていないのだろう。

ときおり見せる激しい感情の爆発は
愛情を怒りでしか表現できない不器用な君のやり方。
自己矛盾に苛まれないのだろうか?

もっともっと愛して!
なぜあたしに無関心なの?
空虚だ。

ある時は天使
ある時は悪魔
多重人格とは違う。
相手を自分の思い通りに扱う手段でしかない。

付き合い始めてもう何年経つだろう。
ずいぶん長くなってしまった。
このブログと同じくらいの年月。
あれから何が変わった?



綺麗だった身体が刺青だらけになり
ピアスの穴がいっぱい増え
後戻り出来なくなった人生だけか...

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