選択的種保存...

  • 2017.07.21 Friday
  • 22:53

結婚すると幸せがもれなく付いてくるというのは幻想だ。
 そのことに気づかされるのに時間はかからない。
一緒に住むと豹変する、

子どもが出来ると相手に関心がなくなる。

 

後戻り出来なくなった時がその時というのは

あまりに残酷な話。
相手が本性をむき出しにしてくるのも

男女の関係が終わるのと時期を同じくする。

 

人間は所詮動物。

DNAに組み込まれた本能に操られ

快楽というご褒美の後に苦痛を与えられる。


その苦痛は一瞬の快楽に比して長い長い労役だ。

それを幸せなどという概念に抽象化させて世間は押し付ける。
誰が何を幸せと思うかは十人十色。
誰かの幸せは誰かの不幸や苦痛だ。

 

既婚者が独身者を歪んだ優越感で見下すのはよくある話。
そういう人たちは大概が芸能ネタが大好きな暇人で

他人の不幸が大の好物である。

 

未婚、非婚、少子化。
世間は危機を訴えるが

これが当たり前の自然淘汰と言える。
子孫を残せるDNAは肉体的にも経済的にも強かったり、

また美しかったりする。

 

例外はもちろん存在する。

それは自然界でも同じ。
例外がいないとその種すべてが絶滅する危険性もあるからだ。

 

日本はどうやら選択的な種保存の時期に入ったようだ。
そう考えれば格差や貧困も納得がいく...

 

 

時間は輝きを奪い、枯れ落ちる晩秋を人々に与える...

  • 2017.07.15 Saturday
  • 19:47

さようならとメールした。
すべてが終わった瞬間だったはずなのに...

 

その直後、電話で大泣きされて別れられなかった。
「まことさんは共依存だから別れられないよ」
友人にそう言われて返す言葉もなかった。

 

別れるつもりでメールをずっと無視していた。
しびれを切らしかけてきた電話も無視。
怒り狂うか愛想をつかすかのどちらかだろうと思った。

 

メールの内容はだんだん重くなり
脅迫めいたものに変化していく。
全部自分のせいと言いながら責めてくる言葉もキツイ。

 

逃げられない。
友人に言わせれば逃げる気がないということだけど、
諦めに近い部分もある。

狂ってる、狂ってるよ。

 

「愛してる...」
「でもあたしはいらない人間。必要とされてない人間」

 

 

80歳は越えていると思われる
見覚えのある老人が声をかけてきた。

 

「それ、何キロ?」
「120キロです」
「力あるな」

 

鋭い眼光はあの人に間違いない。
恐る恐る名前を聞くとやはりそうだった。

遠い昔、筋トレを始めた頃の師匠が目の前にいる。


記憶を辿り自分の存在を思い出してもらった。

筋トレの基本方針を巡って袂を分けたけど
打ち解けるのに時間はかからなかった。

でも..
変わり果てた肉体と顔を見て寂しさがこみ上げてくる。

 

「俺はみじめなもんだよ」
「そんなことないですよ」
そう答えるのが精いっぱいだった。

 

時間は輝きを奪い枯れ落ちる晩秋を人々に与える。
たるんだ頬、深い皺、重く突き出る腹。
5キロほどある頭を支える僧帽筋は衰え首が前に垂れる。

 

上体を垂直に保つ大胸筋、広背筋が力を失い
腰は前のめりに曲がる。
脚は重力の抵抗になす術もなく、
死を迎える一里塚になる。

 

肉体が滅びへと向かえば
精神も支えを失い朽ち果てる。

 

人間の儚い夢の後
永遠などこの世には存在しない。
ただ消えゆくのみ。

 

生にしがみついたり

愛という幻に執着したり

人間はどこまでいっても醜い。

 


もうどうだっていいよね...

 

夕立のあと...

  • 2017.07.14 Friday
  • 22:40

雨が降り出した。
小降りはあっという間に

地面に叩きつける本降りへと変わる。
夕立ちかと思ったが一行に止む気配もなく、
雷までなり始めた。

 

うだるような暑さの中、
歩いてたどり着いた大門が

雨宿りの場所になってしまった。
そして横なぐりの雨は大門の下まで襲いかかり、
結局1時間も立ち止まる結果になる。


黒谷を出てから河原町三条で食事をしたり、
カフェに入ったりで時間を割いたのが

いけなかったみたいだけど
雨宿りも娘との大事な思い出になった。


相変わらず子離れ出来ない

情けない親に付き合ってくれてありがとう...

 

幕末巡りの最後がこの大門のある場所。
往時の賑わいが嘘のように静まり返り、
普通の住宅地を形成している。

 

尊皇攘夷と佐幕、
両派にとってここは女を求める

ひとりの男になれた地でもあったのだろう。
幕末に訪れていた人たちが有名人すぎて驚く。
まさに幕末維新の裏舞台だ...

 

 

雨が上がってから撮影した。
花街は女たちの哀しみの場でもある。
大門の内と外は違う世界だ...

 

黒谷...

  • 2017.07.09 Sunday
  • 17:09

四条烏丸から市バスに乗り丸太町通りの岡崎道で降りた。
目的地は黒谷の金戒光明寺。
他の観光地とは違い、人もほとんどいない静かな場所。

 

激動の時代を動かした舞台。

今は信じられないほど世間から見放されている。
会津藩主松平容保が六年間京都守護職として本陣をかまえた大寺院。


すべての悲劇の始まりがここだった。

ここにさえ来なければ白虎隊の死や

女、子どもたちの自害もなかっただろう。

幕末の京都。
会津藩は新選組を配下に抱え西国諸藩の恨みを買うこととなった。


金戒光明寺には会津武士の墓がある。

苔むした墓の数々に長い歴史の流れを感じる。
都入りした頃からの死者。
そして鳥羽伏見の戦いの戦死者。

 

会津から遠く離れた地に眠る先人。
自分はそれらに手を合わせ無言で立ち去った。


大きな門をくぐり抜け
階段を降りると夏の日差しに汗が吹き出た...

 

 

負の歴史も呑みこみ

そこに存在し続ける凄みを感じる...

 

孤独から逃げることは出来ない...

  • 2017.05.06 Saturday
  • 18:25

鬱だと思う。

気分的にそんな感じとかじゃなく病としての鬱。
生きてる実感が薄く死にたい願望が心に侵食してくる。

 

気力というものがなく、
感情に支配されることもなく
植物のようにただそこにいるだけ。

 

この鬱は孤独からきてるのか?

心療内科の薬も気休めにしかならない。
どちらにせよ人間、孤独から逃げることは出来ないし
孤独を埋めるための作業に限界があることも知っている。

 

連休中は毎日どこかに出かけた。
誰かに気を使うのは疲れるからずっと独りでの行動。
足掻くのは時間の無駄
独りという環境に慣れるしかない。

 

地元のタリーズは男女関係なく一人客が多くて落ち着く。
ひとりでいることに違和感がない。
Wi-Fi環境もあるのでみんなスマホをいじってる。

カップル客でさえ会話せずにずっとスマホだ。


世の中、独りが生きやすい時代になったなと思う。

それだけ所謂「ぼっち」が当り前に存在してる。
独りが恥ずかしいという価値観が変わりつつあるのはいいことだ。

 

ひとり行動を認めない監視国家、北朝鮮だったら
孤独なんて贅沢なものは許されないだろう。
脅され怯えて暮らすとはそういうことだ。

今はそう自分を慰め生きている...

 

 

神戸は相変わらずお洒落だった...

 

左の翼...

  • 2017.04.17 Monday
  • 20:57

時間は人を変える。
それはそれは残酷なまでにアンチに旋回させるのだ。

 

薄暗いジャズ喫茶で珈琲と煙草の日々。
狂ったような大音量が紫の煙を揺らす。
左の翼は時に静かなインテリであり、
時に正義の名をかざすバイオレンス集団だった。

 

議論が飯より好物で
誰かれとなく喧嘩をふっかけ
自分の考える正論という恐怖を押し付ける。

 

始末に負えない偏った思想は
音楽さえ標的にする。
売れたものを大衆迎合とこき下ろす。

 

邪悪に昇華された理念は
難解なものほど傑作と評価する。
自分は一般大衆と違い特別な感性があると...

他人を見下すことに関しては一流の翼。

 

革命、革命、革命
抑圧された労働者階級よ
資本家、ブルジョワを打倒せよと煽動するが
自分自身は特別階級である。

 

見下している底辺労働者階級を動かす矛盾。
熱にうなされた左の翼の季節は
真っ白な雪に残された鮮血の中で終わりを迎えた。


先日、本屋で「二十歳の原点」が平積みされてて
まだ売れてるんだと驚いた。
左の季節に自殺した女性の日記。


昔、読んだ時切なくなったのを憶えてる。

思想は関係ないと思う。
今の時代にもある孤独感の中で
二十歳にして生きることに疲れた女性の独り言。

 


存命なら68歳くらいか...

美しいまま、永遠の二十歳。
自分みたいに無駄に長生きするより
生きた証を残してる...

 

 

一瞬のための自由が欲しい...

  • 2017.04.08 Saturday
  • 20:04

「結婚して子どもを育てると人間的に成長できると思う」
「そうか?」

 

「職場に独身でキャリアウーマンの人おるねん」
「うん」

 

「あの人、幸せそうに見えんて職場のおばちゃん言ってたわ」
「それは違うで、偏見や」

 

「何のために生きてきたかわからんし、私はあんなふうになりたくない」
「そう思うのはお前の勝手だけど、デリカシーがないわ」


「そもそも結婚して子どもがいたってクズはたくさんいる」
「結婚してなくても、子どもがいなくても立派な人はいくらでもいる」

「残虐な独裁者たちはたくさん子どもがいるけど人間のクズばかりだろ?」
「犯罪者もそうだ。決めつけはあかんで」

 

年齢を重ね時間のなさを感じた娘は
焦りと余裕の無さから

おばちゃんたちの醜い言葉に翻弄され
自分を見失い人を思いやる気持ちを失っている。
周囲の影響というのは恐ろしいものだ。

 

自分は結婚もし、子どもを育てたりもしたけど
全然成長しない屑みたいな輩だ。


最初から独身だった人に比べ
孤独に耐性がなく弱い人間だと思う。
それは離婚してからより、娘の巣立ちでものすごく感じたことだ。

 

なにもかもがアバウトで
それが人を深く傷つけることに気付かなかった。
孤独になって初めてわかる。
でも今もきっと誰かを傷つけてる。

 

自分がMにしてきた中途半端な優しさもそう。
良かれと思って助けてきてきたことも
時間を引き延ばすだけの結果になってしまった。

 

あの時突き放していればMのためにもなったと今更ながらに思う。
自分は彼女の罵詈雑言に耐えればそれでよかったんだけど...
結局それが怖くて自分の身を守ってしまった。

 

長い長い月日が流れた。
大金を積んでも取り戻せない時間。
失った時間は金では買えない。
金で買えないものが世の中にはあるということだ。

 


いつまで生きれるかわからないのなら

この一瞬のために自由になりたいと思う...

 

 

削られた感受性...

  • 2017.04.02 Sunday
  • 17:24

ずっとデジャヴの中で生きてる。
来る日も来る日も同じ。

 

記憶が所々で飛んでるんだけど
感じた覚えのある光景
不思議な感覚が支配してる。

 

仕事は辛い。
でも休日の孤独はもっと辛い。
仕事の辛さが寂しさや疎外感を皮肉にも忘れさせてくれる。
でもほんとはもう辞めてしまいたい。

 

集中しなければ出来ないことを毎日してる。
この余裕のなさが余計な煩悩を排除する。
感性が研ぎ澄まされてる時って
たいがい暇な時間を持て余してる無職の期間。

 

多忙を極めてる間は
敏感に張りつめた感性の触覚というか棘みたいものが削られて
思いやりのない無機質な人間になっている。

 

社会に出る前の娘は言い知れぬ不安を
鋭い感受性の中に閉じ込め
仕事やそこにある人間関係を怖がった。

 

「一生、子どもでいたい」と...

 

あの頃は現在の娘の成長など考えもしなかった。
一歩踏み出す勇気がひとりの人間をここまで変える。
そのかわり昔の涙もろく、人の痛みを思える姿はない。
社会という鑢で感受性の棘を削られてしまった。

 

 

北国にも桜が咲き、そして散る
その後、大好きな葉桜の季節。
あの感受性を取り戻すために
すべてを終わりにしたいと思う今日この頃...

 

Dawn Valley  sayonara musume...

  • 2017.03.26 Sunday
  • 16:59

さびしい
寂しい
淋しい
sabishii...

 

ひとり
独り
hitori...

 

涙が溢れる
気が狂いそう
引き裂かれる
死んでしまいたい
nasakenaikedo...

 

写真ばかり見る
想い出の場所に立つ
変わった景色もあれば
昔のままのものもある
imademosokoniiruyounakigasuru...

 

親はずっと子どもを想ってる。
永遠の片思い
さよなら...遠くに行ってしまう娘。

このまえは笑顔で接していたけど
君が帰ったあとから涙が止まらないんだ。

 

最初から最後までずっと独身で
子どもなんかいなかったら
こんな苦しい思いしなかったのに
そんな罪作りなことまで考えてしまう。

 

君がいたから離婚後も頑張ってこれた。
君が支えてくれたから...
君にずっと甘えてたね。

 

いつも君を連れて出かけてたけど

連れて行ってもらってたのはこちらのほう。

君がいたからいろんな場所を巡れた。

どちらが大人かわからないね...

 

幼いころから自分を犠牲にし

寒い中、小さな手にあかぎれをつくり

すべての家事をしてくれた。

感謝の言葉なんて薄っぺらで言えない。

 

https://www.youtube.com/watch?v=18_-fI-AgyI

Dawn Valley TM NETWORK

 

 

おとうさんは君のおとうさんで幸せでした...

 

諸行無常...

  • 2017.03.08 Wednesday
  • 20:32

平日の昼間に街を歩く。
夜勤明けの人やシフト制の人もいるだろうけど、
ほとんどが無職と思われる灰色の塊だ。

 

老人や主婦は景色に溶け込み、
その存在すら消えてしまう。
ハローワークは相変わらず絶望に支配されて
来る人たちの顔は暗い。

 

人手不足は特定の職種に限られ、
それは劣悪な労働環境を意味する。
求人票に表示される賃金は驚くほど安い。
それは地方に行くほど顕著に表れる。


高い賃金を提示してる会社は社会保険なしである。

そして非正規雇用の求人が多数を占める現状に変わりはない。
メディアから発信される情報は完全にズレているとしか思えない。


さてここからは前回の続き。

 

ATMから自分の金を抜き取った犯人が見つかった。
警察からの説明によると、まったく記憶がないと言ってたらしい。
これがまた嘘を突き通してるのがミエミエなのに
厳重注意だけでおとがめなしときたもんだ。

 

当然金は返してもらったが、警察は
「本人は深く反省してるので被害届けを取り下げてもらえないか」
と言って来た。

自分も鬼じゃないから交番で直接本人から謝罪があったので取り下げた。
犯人を見つけてくれた警察に対する感謝もあったのでもう忘れることにした。
ちなみに犯人は美人だったんだけど、それは関係ない。

 

このブログも10年経ってしまった。
こんなに続くとは思ってもいなかった。
あの頃とはすっかり自分を取り巻く環境は変わってしまった。

 

 

当たり前だけど
諸行無常です...

 

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